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サプリメントについて 2
アミノ酸
アミノ酸は、タンパク質を構成している物質です。タンパク質を摂取すると、体の中で分解されて ペプチド という形に変わり、さらに分解されてアミノ酸の形で吸収されます。最も大きな違いは、吸収速度です。 最初からアミノ酸やペプチドになっているサプリメントは、消化の過程が省かれるので、その分素早く吸収する事ができます。プロテインパウダーが吸収されるまでには2時間程度かかりますが、アミノ酸の場合は30分程で吸収できます。また、アミノ酸は胃での消化がそれほど必要ないため、摂っても満腹感や胃もたれがなく、就寝前やトレーニング前後など、胃腸に負担をかけたくない時に適しています。アミノ酸のサプリメントを単独で摂ってもかまいませんが、一般的には、プロテインパウダーをメインにした方が得策です。プロテインパウダーのほうがたくさんのタンパク質摂取量を確保しやすく、また価格も安いからです。外出先でパウダーを溶かして飲むのは面倒ですが、アミノ酸のタブなら手軽にどこでも飲む事ができます。
ただ、筋肉づくりの材料を素早く補給し、目的にいち早く到達したいならばプロテインパウダーとアミノ酸との併用がより効果的と言えます。
BCAA
アミノ酸の中のバリン、ロイシン、イソロイシンをBCAA(分岐鎖アミノ酸)といい、筋肉で代謝され、エネルギー源として利用されます。通常ワークアウトの前後に摂取する事が、筋肉を発達させるために一番良い摂取タイミングです。ワークアウトの直前に摂取すると筋タンパクの分解が制御され、直後の摂取は、筋肉の損傷の回復を早めてくれます
クレアチン
クレアチンには、筋肉の持久力をアップし、疲れにくくする。筋細胞を大きくし、さらに筋量をアップするという働きがあります。また、筋肉の再生、抗炎症作用などの驚異的な働きがあり、アスリートにとっては今では無くてはならないサプリメントといわれています。
グルタミン
グルタミンはアミノ酸の1つで、体内のアミノ酸の貯蔵量の半分以上を占めています。筋肉、腸の細胞、肝臓、腎臓、免疫システムなど多くの器官の発達に重要な役割を持つ物質です。
GHR
G.H.R.とは、G.H.(成長ホルモン)の分泌を増やす働きのある物質の総称です。
睡眠により疲れが取れたり、ケガが治ったり、体が成長するのは成長ホルモンが、睡眠中に体から分泌されるためですが、G.H.R.でその成長ホルモンの分泌量を増やすことで、そのような通常睡眠から得られる働きが、アップするわけです。
アナボリックサプリ
同化作用系(アナボリック)サプリメントとは体をアナボリックな状態(タンパク質、糖質、脂肪が筋肉の成長のために使われる状態)に変えるサプリメントのことです。一般的に人間の筋肉は、カタボリックな状態にあると発達できないのですが、健康な人であってもウエイトトレーニングを定期的に行っている人であれば、身体はカタボリックな状態に陥りやすくなります。さらに、同化作用系サプリメントを摂っていない人は、その状態はなおさら悪くなります。ウエイトトレーニングをしているにもかかわらず、筋力や体重が増えずにむしろ減ってしまうという人は、カタボリックな状態に身体が陥っているからです。つまり、同化作用系サプリメントを摂取することにより、そのようなカタボリックな状態から体が成長できるアナボリック状態に変える、または、アナボリックレベルをアップさせることにより、筋肉の発達をスピードアップさせるのです
リボース
リボースは身体の全ての細胞にある物質で、ATP(アデノシン3リン酸)の再合成に非常に重要な役割をしています。ATPはアデノシンの3つのリン酸が結合して成り立っている分子ですが、アデノシンはアデニン分子1つと5単糖で構成し、この5単糖がリボースです。また、その1つのリン酸が化学的に分解されるときに、大量のエネルギーが生産され、アデノシンと2つのリン酸ADP(アデノシン2リン酸)が残り、ADPを使ってATPを再合成するためにCP(クレアチンリン酸)が必要なのです。体内の全ての細胞が生命を維持するためにはATPから生まれてくるエネルギーを使わなくてはなりません。
アルファリポイック酸
ALPHA LIPOIC
ACID(アルファリポ酸)はCoQ10以上に「若返りのサプリ」として最も注目を浴びています。アルファリポ酸は、体内のほとんどの細胞に存在する補酵素で、細胞がエネルギーを作り出す際に大事な役割をしており、糖質の代謝を促進します。またアルファリポ酸にはビタミンC、Eの400倍という強力な抗酸化作用があり、元気のなくなったビタミンなどの抗酸化物質を再び活性化させ、抗酸化力を長時間持続させる効能があるといわれます。体内でも微量に合成されますが、食品には少量しか含まれていないので、サプリメントで摂ることが望ましいとされています
クロミウム ピコリネート
筋力アップや脂肪の減少を目的とし、インスリンの働きを促進させ、筋細胞にロイシンを2倍送りこむという働きをしてくれます。つまり、身体をアナボリックな状態にし、筋肉を発達しやすくするのです。最近、アメリカでは、心臓病、糖尿病などの成人病の予防という効果が注目されアスリート以外の一般的な人々にも浸透しています
カルニチン
人の肝臓内で生合成されるアミノ酸で、体内の蓄積された脂肪を強力にエネルギーへと変える働きをします。心臓と骨格における脂質代謝に重要な調節作用のあることが知られていて、脂肪の代謝
を刺激し、中性脂肪と脂肪の除去が促進されます。脂肪燃焼には、このL-カルニチンとチトサンを組み合わせる方法が良いとされています
チトサン
チトサンは甲殻類の外骨格に含まれる多糖類、キチンから得られます。ナチュラルな食物繊維製品であり、他の食物繊維と 比べて、“55%以上も脂肪の吸収を抑える事が出来た”
とする研究もあります。チトサンは、脂肪が私たちの健康に与える悪影響を激減させるすばらしい食物繊維です。チトサンは胃の中で脂肪が消化される前にそれらを引きつけ、くっつけます。そのため、脂肪が血液中へ吸収されるのを防げるのです。脂肪は落としたいが、筋肉が落ちてしまうのは困ります。そこで、筋肉を残して相当の脂肪を落とする事ができないかとの研究の末、チトサンが誕生したのです
グルコサミン
グルコサミンとは、グルコサミングリカン(ムコ糖)やグリコプロテイン(糖タンパク)など、細胞膜や結合組織に欠かせない要素を構成している成分の1つです。グルコサミンは体内で製造されているもので、アミノ酸のグルタミンと糖分がグルコサミン合成酵素の働きを借りて相互的に作用することで合成されています。身体のどこかを動かせば、必ず衝撃があり、外部からの衝撃をそのたびにこれらの軟骨で調節して、骨や関節に直接的なダメージが伝わらないようにしてくれる重要な役割を果たしますが、残念なことに10代をピークに体内で製造される量は減少します。こんなに大切な物質が減少すると、細胞が破壊されたり、細胞の機能が低下したり、結合組織が弱くなったり、柔軟性が失われたりしますが、ハードトレーニングにびくともしない関節を作る目的でグルコサミンを利用しているアスリートは、結合組織の力が強く、ケガの危険性が少なく、柔軟性に優れ、関節炎にかかる率が非常に少ないと報告されています |
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